「FPおすすめのネット銀行3つ。『住信SBIネット銀行』と『楽天銀行』と『auじぶん銀行』」という前回の記事では、
- 生活用と貯金用の口座をつくろう!
- 生活用は住信SBIネット銀行がおすすめ!
- 貯金用は楽天銀行がおすすめ!お金の使い方を「消費・投資・浪費」に分けよう!
と、ネット銀行の具体的な活用方法をお伝えしました。
まだお読みでなければ、ぜひお読みください。
さあ、「お金に困らない仕組みづくり講座(全10回)」も5回目です。もう半分ですね!
今回は、節約がテーマです。
公務員にとって節約が最強な理由
節約って、なんかセコセコしててストレス溜まりそう…
そんなイメージあるよね、僕も昔はそう思ってたよ。
しかし、これは「ケチ」と「節約」を混同しています。
ケチと節約は全くの別物です。
節約はお金の価値を理解し、お金を主体的にコントロールできるスキルです。
しかも、人生単位で役立ちます。
とくに、公務員の方にとって節約は必須スキルです。ぜひ早めに身につけてくださいね。
- 副業ができない
- 残業しても税金などが増える
- 節約で浮いたお金はまるまる使える
公務員は副業ができない
基本的に副業ができないので、収入は公務員の給与だけという方がほとんどですよね。
2017年には神戸市が副業を一部認めるなど、公務員の副業もすこしずつ解禁されていく流れはあります。
でも、すべての公務員が副業でガッツリ稼ぐ!というのはまだ難しいのが現状です。
月1〜2万円くらいのお小遣い稼ぎならできるんですけどね。
残業しても税金が増える
じゃあさ!じゃあさ!残業ふやせば良くない?
うーん、残業は仕事の精度も落ちるし、お金の面からも非効率なんだよね。
残業して稼いだ時間外手当には、税金がかかります。
所得税10%、住民税10%の方が残業で1万円稼いでも、税引後は8,000円になってしまいます。
社会保険料も考えると、手取りは更に減ります。
必要に迫られた残業は仕方ないですが、工夫して極力減らしましょう。
その時間で好きなことをしたり、投資の勉強をしたりするほうが、もっと人生の充実度を上げられると思いますよ。
節約で浮いたお金はまるまる使える
時間外手当には税金がかかりましたが、節約にはかかりません。
1万円節約できたら、まるまる1万円使えますよね。
よく「1万円の節約は、1万円収入が増えたのと同じ」と言われますが、実際はそうじゃありません。
収入が増えると税金がかかるため、同じ金額なら節約の方が有利です。
節約はいつでもすぐに始められるので、忙しい公務員の方でもできますよね。
節約は始めるハードルが低いんやな
節約の基本「まず固定費から」
人生の必須スキル「節約」ですが、その目的は豊かな人生を生きるためです。
でも、闇雲(やみくも)な節約は、豊かな人生を逆に遠ざけてしまいます。
節約には必ず守らなければいけない大原則があるんです。
それが「節約はまず固定費から」というもの。
これは超重要なので、ぜひ守って欲しいポイントです。
節約における「固定費」とは?
ふつう固定費とは、「毎月一定の金額がかかるもの」を指します。
でも、節約を考えるときはちょっとズラして、
- 一度見直せば、ずっと節約になるもの
と定義してしまいましょう。
具体的には、
- 住居費
…家賃・住宅ローン - 保険料
…生命保険、医療保険、自動車保険、火災保険など - 通信費
…スマホ・インターネットなど - 光熱費
このあたりが主なものです。
固定費は自動引き落としになってることが多く、「お金を使ってる」意識が薄い支出です。
裏を返せば、一度コストダウンすれば「ほっとくだけ」で節約効果が持続するということ。
これが「まず固定費から」節約する理由です。
それぞれの見直しのポイントは、次回以降の講座でお伝えします。
ほったらかしでOK!が魅力
節約ってツラいことだと思ってる方、とても多いです。
そのほとんどは、「まず固定費から」の大原則から外れて、いきなり食費を削ってる!みたいなパターンです。
そんなの、当然ツラいですよね…
公務員の方なら、固定費のムダを削ぎ落とすだけで十分な効果が得られます。
固定費は「一度見直せばほったらかしでOK」、つまり仕組み化できるってことです。
その方法もきちんとお伝えするので、「節約はまずは固定費から」を忘れないでくださいね。
ほったらかしで良いならワイにもできそう~~
変動費は「ゆるく楽しく節約」
固定費の節約がしっかりできたら、変動費にも目を向けましょう。
- 食費
- 被服費
- 交際費
- 日用品費
このあたりが変動費です。
変動費の節約のコツは「ゆるく楽しく」です。
ツラい節約は長続きしない
ぼくが家計見直しの相談を受けるとき、いつも「ツラい節約は長続きしないからやめましょう」とお伝えします。
上にも書きましたが、節約は人生を豊かにするためのスキル・知恵です。
なので、「ツラい節約」というのは矛盾した表現なんですよね。
ゆる〜く、楽しみながら変動費を節約する方法は講座の第8回目でお伝えします。
まとめと次のステップ
これで講座5回目はおしまいです。おつかれさまでした!
- 公務員にとって節約が最強な理由
…副業禁止、非効率な残業、節約の優位性 - 節約は「まず固定費から」
…一度見直せば、ほったらかしOK - 変動費の節約は「ゆるく楽しく」
…ツラいと長続きしない
次回は節約のキモ、「固定費」の見直しポイントをお伝えします。
さあ、次のステップに進みましょう!
FPが伝える『固定費の見直し術』住居費、通信費、光熱費編
①お金でこまる原因を知る
├ お金が貯まる仕組みを作ろう
├ 家計簿が面倒なら『自動化』しよう
├ お金を貯めたいなら地銀はやめよう
└ FPおすすめのネット銀行3つ!ポイントは使い分け
②節約の仕組みをつくる
├ お金を貯めたいなら『最優先は節約』←今回の記事
├『固定費の見直し』住居費、通信費、光熱費編
├ 効果絶大!保険の見直し術
└ 節約の仕上げは変動費
③投資の仕組みをつくる
├ 投資初心者は『3つの基本』を押さえよう
└『不労所得』を手にするための『放ったらかし投資』