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「お金を貯めたい公務員にとって『最優先は節約』投資なんて後回しでいい」という前回の記事では、
- 公務員にとって節約こそ最強!
- 節約は「まず固定費から!」
- 変動費の節約は「ゆるく楽しく!」
と、ラクして節約するための基本をお伝えしました。
まだお読みでなければ、ぜひお読みください。
さあ、「お金に困らない仕組みづくり講座(全10回)」も6回目です。
今回は、固定費の具体的な見直しかたをお伝えします。
住居費の節約ポイント
家賃や住宅ローンは負担が大きいので、節約時のインパクトも大です。
それぞれの見直しのポイントをお伝えします。
家賃は手取りの20〜25%
家族構成にもよりますが、手取りの20〜25%くらいを目安にしましょう。
公務員なら住居手当もありますね。金額や支給基準は自治体によって違いますが、家賃額に応じて手当額も増えるのが一般的です。
住居手当のちょうど上限になるくらいの家賃のところに住むとコスパが良いですね。
職場の近くに住むのがオススメ
職住近接(しょくじゅうきんせつ)って聞いたことありますか?
職場と家が近いことを指す言葉です。
え…職場の近くなんてヤダ…
気持ちは分かる…でも意外とけっこう快適だったよ
僕は公務員時代、職場から5分の家に住んでました。
始業ギリギリまで寝てられるし、昼食も自宅で食べて、昼寝もできる。
なにより、人生の自由時間が増えたことがとてもうれしかったです。
いま、職場まで片道1時間の家に住んでるとします。
片道5分の家に引っ越せば、1日の自由時間が110分増えます。ほぼ2時間です。
週5、月20日勤務だとすると、
- 1週間で10時間
- 1か月で40時間
- 1年で480時間
働きながら、こんなに自由時間を増やせる方法はなかなかありません。
ぜひ職住近接も検討してくださいね。
たしかに自由時間が増えるのは良き!
住宅ローンは金利と手数料が大切
住宅ローンがある方は、借り換えを検討しましょう。
住宅ローンは、
- 借り入れ金額が大きい
- 返済が長期にわたる
という特徴があります。
これは、「わずかな金利差が、返済総額を大きく左右する」典型的なローンです。
たとえば、
- 3,000万円借り入れ
- 金利1.66%(全期間固定)
- 35年ローン
この条件での返済総額は、約3,957万円です。
もし金利が0.1%低かったら、約3,895万円となり、62万円も安くなります。
わずか0.1%の金利差が、数十万円の金額差を生んでしまうのが、住宅ローンの怖いところです。
借り換えには「手数料」をチェックしよう
それじゃとにかく金利が安いとこを選べばいいんやな!
そうだね、金利も大切だけど、金利「だけ」を見ると損する可能性もあるから気をつけよう。
「手数料」もチェックしましょう。
というのも、借り換えの手数料は銀行によってかなり差があるんです。
なので、「借り換えで節約できる金額」から「手数料」を引いて、一番お得なところに決めましょう。
通信費の節約ポイント
スマホ(携帯電話)代と、ネット代の見直しも効果的です。
格安simへ乗り換えて節約
スマホを格安simに乗り換えるだけで、家族単位ならひと月1万円くらい、単身でも5千円くらい節約することができます。
僕は2015年9月にauからmineo(マイネオ)に乗り換え、ひと月5千円安くなりました。
次の記事に詳しく書いてます。お得なキャンペーン情報もあるので、ぜひチェックしてくださいね。
インターネット回線の見直し
ベストなネット環境は人によってちがいます。
主なネット環境の価格と速度は、ざっくりこんな感じです。
ネット環境 | 価格 | 速度 |
---|---|---|
格安sim | 安い | 遅い |
ワイマックス | そこそこ | エリアによる |
光回線 | 高い | 速い |
とにかく光回線なら良いというわけでなく、格安simとテザリングで十分、という人もいますよね。
そういう人が光回線を契約してるのは、ムダ遣いになります。
自分のスタイルに合ったネット環境をえらんでくださいね。
ワイはめっちゃネットでゲームしたいから光回線にしよ~
光熱費の節約ポイント
光熱費の節約と言えば、これまでは部屋の電気をこまめに消す、みたいな方法しかありませんでした。
もちろん、これはこれで大切ですね。
でも、いまはもっと効果的に節約できる時代になりました。
それが、「電力自由化」、「ガス自由化」です。
国から指定され、電気やガスを独占販売していた会社以外にも、一般企業が市場に参入できるようになりました。
電力会社やガス会社を自分で選べるようになったんです。今より安くなる会社を選んで節約しましょう。
自由化で電気やガスを販売できる会社は、経済産業省の審査をきちんと受けてパスした会社だけです。
また、電線や電柱はこれまで通り地域の電力会社(例:東京電力や関西電力など)が保守・管理するので安心です。
電力会社の選びかた
電力自由化は、2016年4月から始まりました。
我が家の場合、電力会社の切り替えで年間5千円くらい節約になりました。
切り替えに工事費はかかりませんし、集合住宅も基本的にOKで、元の電力会社に戻すこともできます。
まだ自由化されて間もないので、新規参入企業がよくお得なキャンペーンをやってます(Amazonギフト券がもらえるなど)。
選びかたのポイントが1つあります。
- 解約の違約金がない会社を選ぼう
これだけは気をつけておきましょうね。
エネチェンジというサイトで、違約金ナシの電力会社を探せます。
居住地域や世帯人数などを入力すれば、お住まいの地域で使えるプランが表示されるのでチェックしてみてください。
公式サイト
ガス会社の選びかた
ガス自由化は、2017年4月から始まりました。具体的には、「都市ガス」が自由化されました。
電力自由化にくらべ、地域が限定的です。お住まいの地域が対応しているかどうかは、エネチェンジのサイトでご確認ください。
我が家は残念ながら対応してませんでしたが、都市圏であれば対応している地域も多いですよ。
まとめと次のステップ
これで講座6回目はおしまいです。おつかれさまでした!
- 住居費
…家賃は手取りの20〜25%
ローン借換は手数料も意識 - 通信費
…格安simに乗り換えよう - 光熱費
…自由化で安い会社を選べる
次回は、固定費の中でも日本人が大好きな「保険」の見直しです。
特に公務員の方は保険で損してるかたが圧倒的に多いんですよね。
次のステップできっちり見直しましょう!
元公務員FPが伝える『公務員専用』の保険見直し術!
①お金でこまる原因を知る
├ お金が貯まる仕組みを作ろう
├ 家計簿が面倒なら『自動化』しよう
├ お金を貯めたいなら地銀はやめよう
└ FPおすすめのネット銀行3つ!ポイントは使い分け
②節約の仕組みをつくる
├ お金を貯めたいなら『最優先は節約』
├『固定費の見直し』住居費、通信費、光熱費編←今回の記事
├ 効果絶大!保険の見直し術
└ 節約の仕上げは変動費
③投資の仕組みをつくる
├ 投資初心者は『3つの基本』を押さえよう
└『不労所得』を手にするための『放ったらかし投資』