公務員専用イデコ活用マニュアル

元公務員FPが伝える『公務員専用』の保険見直し術!罠があるので気をつけて

岩崎FP
元公務員FPの岩崎です。

FPが伝える『固定費の見直し術』住居費、通信費、光熱費編」という前回の記事では、

  • 住居費
    →家賃は手取りの20〜25%
     ローン借り換えは手数料も意識して
  • 通信費
    →格安simに乗り換えよう
  • 光熱費
    →自由化で安い会社を選べる

と、3つの固定費を節約するポイントを紹介しました。

まだお読みでなければ、ぜひお読みください。

さあ、「お金に困らない仕組みづくり講座(全10回)」も7回目です。

今回は固定費の中でも負担が大きい「保険料」の見直しポイントをお伝えします。

人によっては1,000万円以上も節約できることもあるので、じっくりお読みください。

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保険は何のために入るの?

保険を節約したいと悩む人のイメージ画像

はじめに大切なことをお伝えします。

「保険に入るのは確実に損」ということです。

保険料というコストは必ずかかるのに、保険金がもらえるかどうかは分からないからです。

保険に入った時点では、コスト分は確実に損することが約束されている、という点をまず押さえておきましょう。

保険は万能ではありません。使い所を押さえないと、コストだけが積み重なり「保険貧乏」になってしまう諸刃の剣なんです。

ポメすけ
保険貧乏…なんてつらい言葉…

リスクを保険会社に肩代わりしてもらうため

では、どんな時に保険に入ると良いのでしょうか?すこし考えてみてください。

……

思いつきましたか?

身もふたもない言いかたをすれば、

人生を破壊するほどのリスクだけ、しぶしぶお金を払って保険会社になすりつける。

岩崎FP
これが保険の正しい使い方です
ポメすけ
(表現がすごくゲスい)

保険でそなえるべきリスクの3原則

それでは、「人生を破壊するほどのリスク」ってどんなリスクだと思いますか?

具体的には、次の3つに当てはまるものです。

保険でそなえるべきリスク
  1. めったに起きない
  2. 起きたら貯金ではどうにもならない
  3. いつ起きるかわからない

3つすべてに当てはまるリスクに対しては、保険は超強力な武器になります。

たとえば、自動車事故のリスク。賠償額が億単位になることもあり、まさに人生が破壊されるリスクの典型ですね。

逆に、どれか1つでも当てはまらない場合、保険でそなえるのは合理的ではありません。ほかの方法で対処しましょう。

たとえば、2人に1人がガンになる場合、ガンになる確率は50%です。

そうすると、保険会社は加入者の半数に保険金を払うことになります。

保険会社はお金をたくさん用意しておく必要があるので、加入者一人当たりが払う保険料は割高になります。

割高な保険料を払うよりも、貯金でそなえたほうが合理的です。

生命保険の見直し

生命保険の見直しを考える人のイメージ画像

保険の中でも、支払う保険料が高額になりがちなのが、生命保険です。

生涯で1,000万円以上払う人もいるくらいです。

実際、「保険貧乏」になっている公務員の方から、たくさん相談があります。

ポメすけ
1,000万円はちょっとすごいな

そもそも入らなくていい人

遺族の生活にそなえるものなので、独身の方には不要です。

また、お子さんが独立した世帯にも基本的に不要です。

貯金が少なく、世帯主が亡くなったら遺族が路頭に迷う…という時期にだけ、期間限定で入るのが生命保険だと覚えておきましょう。

「一生涯の保障」はいらない

生命保険の見直しには「必要保障額」を計算します。

必要保障額とは、「世帯主が亡くなったあと、遺族の生活に足りないお金を補てんする金額」を指します。

詳細な金額は、ライフプランを立ててみないとわかりませんが、ポイントは2つだけです。

必要保障額の特徴
  1. だんだん減っていく
  2. 末子誕生時が最大になる

つまり、必要保障額をグラフにすると、右肩下がりの図になります。

必要保障額の変化を表したグラフ

この図が四角形になる保険もあります。一生涯同じ保障金額がつづくタイプの生命保険がそうです。

四角形タイプは保険料が超割高なので、入らないように気をつけましょう。

岩崎FP
一生涯の保証!とかよく言いますけど、基本的に不要です

ズバリ「定期保険」か「収入保障保険」だけでOK

「必要保障額はだんだん減っていく」という特性にマッチした合理的な生命保険は、ズバリ2つだけ。

合理的な生命保険
  1. 定期保険
    →いわゆる「かけ捨て」の保険
  2. 収入保障保険
    →年をとるほど、もらえる保険金が少なくなる保険

この2つだけ検討すればOKです。シンプルなものほど良いので、特約が付いてるものはNG。

岩崎FP
公務員の方は、職場の団体保険で十分ですよ

医療保険の見直し

「医療保険は不要です」というイメージ画像

生命保険に次いで、保険料が高いのは医療保険です。

公務員に医療保険はいらない

公務員に医療保険は不要です。

さらに言うと、扶養家族も入らなくてOK。

なぜなら、「最強の医療保険」である共済組合の健康保険に入っているからです。

保険がきく医療費なら、仮に数百万円かかったとしても、自己負担の上限は月額9万円くらいなんです。

この制度を高額療養費(こうがくりょうようひ)と呼びます。

じつは、国民健康保険にもある制度です。

ポメすけ
なーんだ国保にもあるのか
岩崎FP
ふふふ…公務員の健康保険はここからがすごいんだよ

附加給付(一部負担金払戻金)という最強の医療制度

医療費がさらに上のせ給付されて、自己負担の上限は最安で月額2万円代になります(自治体によって金額は異なります)。

この制度を附加給付(ふかきゅうふ)、もしくは一部負担金払戻金と呼びます。

さらに、互助会から追加で給付される場合もあり、上限額が月額数千円で済むこともあります。

ポメすけ
数千円はヤバい。とんでもない制度やな。

ご自分の共済組合や互助会で、どんな医療補助があるのか、かならずチェックしておきましょう。

ここまで手厚い保障があるのに、民間の医療保険に上乗せ加入する理由はとくに見つかりません。

注意
差額ベッド代などは自己負担ですが、そのためだけに民間の医療保険に入るより、その分貯金しておくほうが合理的です。

YouTubeでも解説してるので、ぜひチャンネル登録してくださいね▽

火災保険・自動車保険の見直し

「火災保険と自動車保険には加入しよう」というイメージ画像

火災保険・自動車保険(任意保険)も固定費なので、しっかり見直していきましょうね。

賃貸でも火災保険は自分で選ぼう

賃貸の初期費用の見積もりには、不動産業者が指定した火災保険の金額が載ってることが多いですよね。

でも、賃貸契約と火災保険契約はまったく別物です。指定される保険は割高なことが多いので、自分で安いところを選びましょう。

ポメすけ
ほー、自分で選んでいいんや!知らんかった。

我が家が加入してるのは日新火災の「お部屋を借りるときの保険」です。

引っ越してもネット上で手続きすれば、新居でそのまま使えるポータブルな保険です。

下記の補償内容なら年間4,000円と割安ですよ。

  • 家財保険:100万円
    →雷でパソコンが壊れた場合など
  • 借家人賠償責任:2,000万円
    →火事を起こした時の家主への賠償など
  • 修理費用:300万円
    →台風で窓ガラスが割れた場合など
  • 個人賠償責任:1億円
    →他人にケガさせた時の賠償など
  • 法律相談費用:30万円
    →弁護士への相談費用など

持ち家の火災保険は一括見積もりを

保険料を抑えるには、見積もり比較が必要です。

複数の保険会社にいちいち見積もりを取るのは面倒なので、一括見積もりサイトを利用しましょう。

「火災保険の窓口」というサイトなら、一度の入力で複数保険会社の火災保険の見積もりが比較できます。

最短で当日に見積もり結果がもらえるので、お急ぎの方も使えますよ。

一括見積もりサイトの利用はもちろん無料です。

公式サイト

車はカーシェアで代用できないか?

さいごに、自動車保険(任意保険)について。

そもそもの話ですが、自動車保険を考える前に「車が本当に必要か?」を考えてみましょう。

車両費、駐車場代、車検代、保険料と、基本的に車は金食い虫です。

あまり乗らないけどたまには乗るんだよね、という方にはカーシェアがおすすめです。

岩崎FP
実際にぼくもタイムズのカーシェアを2年くらい使ってますが、とても快適ですよ。
公式サイト

自動車保険(任意保険)は「ダイレクト系」を選ぼう

どうしても車が必要な場合は、必ず自動車保険に入りましょう。

対人・対物保険は無制限にして、「ダイレクト系」を選ぶのがおすすめ。

代理店を通さないので、確実にコストダウンできます。

「インズウェブ」という一括見積もりサービスを使えば、簡単にお得な保険会社を見つけることができますよ。

公式サイト

一括見積もりは面倒、という方は三井ダイレクト損保がおすすめです。ネットから手続きすると、最大10,500円割引になります。

公式サイト

まとめと次のステップ

お金に困らなくなる仕組みづくり講座第七回目のまとめを話すポメラニアンのキャラクター画像

岩崎FP
これで講座7回目はおしまいです。おつかれさまでした!
今回のポイント
  1. 保険に入るのは確実に損
    …なるべく入らないほうが良い
  2. 生命保険は「必要補償額」を考えよう
    …一生の保障はいらない
  3. 公務員に医療保険はいらない
    …健康保険が最強
  4. 賃貸の火災保険も自分で選ぼう
    …業者指定の保険は割高
  5. 車はカーシェアも検討
    …車を持つなら「ダイレクト系」保険

今回紹介したポイントを押さえて保険に入れば、かならず自分で補償内容を説明できるようになるはずです。

そして、じつはそれが「良い保険の条件」なんです。

つまり、良い保険とは「自分で補償内容を説明できるシンプルな保険」です。

使い所を押さえて、かしこく保険を活用しましょう。

保険の見直し相談もいつでもお受けします。証券を見なくてもできる一般的なアドバイスは無料でいたしますので、コンタクトフォームからお気軽にご連絡ください。

今回はボリュームが多めだったので、けっこう疲れたかもしれませんね…

この講座も後半戦です。休憩して元気になったら、次のステップに進みましょう!

2 Comments

広島市在住

こんにちは。
ブログの記事を興味深く拝見させていただいております。
私は公務員ではなく、一般の会社員で協会けんぽなのですが、岩崎様の見解では会社員は医療保険に入ったほうがいいというお考えでしょうか。
それとも公務員に関係なく医療保険は不要(いわゆる医療貯金でカバー可能)というお考えでしょうか。
宜しくお願い致します。

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岩崎 大

広島市在住さま
コメントありがとうございます。会社員の方にもお読みいただき嬉しい限りです。

基本的には、公務員に限らず医療保険は不要と考えております。

協会けんぽの場合、付加給付はありませんが、高額療養費は適用されますので、自己負担には上限が設定されています。
また、医療貸付や傷病手当金などの制度の活用も検討できます。

平均入院日数は、全年代で年々減少傾向にありますし、短期入院であればやはり貯金でカバーするのが合理的かと思います。
レアケースである、超長期の入院にのみ備える割安な保険なら、検討の余地アリではないでしょうか。

また、医療保険に入ると、保険料が「医療費専用マネー」になってしまい、現金の「何にでも使えるメリット」を殺してしまうこともデメリットのひとつです。

このように、ぼく自身は「医療保険は要らないよね」と考えてはおりますが、実際に加入されるかどうかは、もちろん個人の自由です。

ついつい長くなってしまいました…。よろしければ、当ブログの医療保険カテゴリもご一読いただければと思います。

今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。

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