
これまで、3級→2級とFP資格を取ってきました。
2級の知識でもかなり人生に役立ちますが、ちょっと弱点があります。
それは、更新がないこと。
もちろん、個人的にFPの資格を取るだけならとくに問題ありません。
ぼくは職業FPなので、更新制のAFP資格を取得することにしました。
AFP資格を取得するには『AFP認定研修』を受けなければなりません。
そしてこの研修はいろんな機関が主催しています。
この研修選びで「ちょっと失敗したなぁ…」ということがあったので、これから受ける方の参考になればと記事を書いておきます。
結論を書いておくと、質問できる研修コースを選ぶことを激しくおすすめします。

クリックできる目次
AFP認定研修の種類と内容

- 基本課程
- 技能士課程
- 3級課程
- 税理士課程
ぼくは2級以上のFP資格を持ってる人向けの、「②技能士課程」で受けました。
それぞれの課程の違いは省略しますが、どの課程でも、FP協会が定める『FP学習ガイド』に沿った研修内容です。
具体的には、FPの6分野(パーソナルファイナンス、金融資産運用設計、不動産運用設計、リスクマネジメント、タックスプランニング、相続・事業承継設計)に加え、『提案書の作成』を行います。
この『提案書の作成』については後でくわしく書きますね。
AFP認定研修は通信?通学?費用は?

日本FP協会の検索ページで研修の検索ができますよ。
LECや資格の大栄など、いろんなところが研修講座を開催しています。
2019年1月23日時点での検索結果を表にしました。
基本 | 技能士 | 3級 | 税理士 | |
---|---|---|---|---|
件数 | 253件 | 23件 | 3件 | 11件 |
費用 | 21,600円 〜 155,952円 | 8,600円 〜 54,000円 | 37,800円 | 39,960円 〜 155,952円 |
形態 | 通信 | 通信 | 通信 | 通信 |
どの課程でも、基本的には通信のみの展開です。
ネットで完結するのか、DVDなどの教材が充実しているのかによって費用に幅があります。

AFP認定研修のポイント
認定研修の選び方のポイントを、ぼくが失敗した理由と一緒にお話しします。
提案書の作成攻略がポイント
研修内容は『FPの6分野』プラス『提案書の作成』です。
6分野については、学習するだけなので研修(講義)を受けて学べばOK。
問題は、研修の仕上げに提出する『提案書の作成』なんですよね。
提案書の作成には「キャッシュフロー表の作成」が含まれていて、こいつが課題のキモでした。
キャッシュフロー表とは、世帯の収支を長期で見積もった↓のような表のことです。

キャッシュフロー表
FPの相談業務の実務でも、改善前と改善後のキャッシュフロー表を作り、収支の見える化をはかります。
実際に作ってみると…アレ?収支がヘン…
6分野についてWEBのストリーミングで学習し、いざ提案書を作成へ!
作成の資料教材を参考にしつつ、エクセルでキャッシュフロー表を作っていったのですが…
アレ?
なんか収支がおかしい…
教材の動画内では、「設定された世帯では、70歳代あたりから収支がマイナスになる」と紹介されてました。
作成したキャッシュフロー表を見ると…
ア、アレ…?この世帯60歳代前半で既にマイナスになっちゃうんですけど…
これじゃ老後破綻まっしぐら…
何か見落として間違ったんだろうか…
そう思って税金や年金の計算をやり直したりしたんですが、やっぱり合わない。
ハマりました。


質問できないコースを選んで失敗
どこが間違ってるのか質問したかったんですが、ぼくが選んだコースは完全WEB完結型。
そう、質問ができないコースだったんです。
もっとよく調べて、質問ができるコースにしとけばよかった…
冒頭に書いた研修選びの失敗の原因は、「値段だけで安易に決めたこと」でした。
結局、差額を支払って質問ができるコースへ変更し、無事に研修を終えることはできましたが…
「提案書作成のための教材はWEBで見れるんだし、まあ大丈夫でしょ!」
そんな気持ちで研修コースを選んだことを後悔しました。

AFP認定研修の選びかた&おすすめコース
これからAFP認定研修を受ける方へ、研修の選びかたとおすすめコースを紹介します。
選びかたの大きなポイントはただひとつ。
- 質問できるコースにすること!
これを満たしている最安コースと、ぼくが実際に受講したコースを紹介します。
学校名 | 料金(税込) | 質問回数 |
---|---|---|
資格対策ドットコム ![]() | 8,640円 | 無制限 |
LEC東京リーガルマインド ![]() | 15,120円 | 無制限 |
資格対策ドットコムは通信専門の会社なので、料金が格安です。
それでいて、肝心のキャッシュフロー表についても、Excelファイルのフォーマットがきちんと準備されており、無制限で質問可能なので、手頃な価格で終了したい方にはおすすめです。
なお、ぼくが実際に受講したのはLECです。
講師の方の解説もわかりやすく、提案書も質問しながら作ることができたので1発で終了できました。
ネット環境があれば、講座内容のDVDは不要だと思いますが、オフラインでも学習したいという方は、DVDありのコースを選びましょう。

申し込みからAFP認定までの流れ

- STEP.14月28日LEC東京リーガルマインドの研修へ申し込み
- STEP.26月10日提案書作成開始(本文はWord、キャッシュフロー表のみExcel)
- STEP.36月16日提案書をLECへ発送
- STEP.47月7日LECからAFP認定研修の終了証明書が届く
- STEP.57月8日FP協会からAFP登録案内の書類が届く
- STEP.57月22日FP協会のHPからオンラインでAFP認定申請。本人確認や口座振替設定など、すべてオンライン完結できた。
- STEP.58月7日FP協会から登録手続き完了メール受信。この時点でライセンス番号も判明
- STEP.58月17日FP協会からAFP認定証やライセンスカードが届く(認定日は8/1でした)
研修申し込み後、提案書作成まで日があいてしまいました。
質問ができる環境なら1週間程度で作成できると思います。
これからAFP認定研修を受ける方にとって、この記事が参考になれば嬉しいです。

AFP認定証

ライセンスカード
なお、AFPになった後は、更新があります。更新のためには単位が必要なんですが、『即日』で『全単位』を『格安』で取得する方法を、次の記事で紹介しています。
AFPの単位が足りない!→『即日』で『15単位』を『安く』取得できます
まとめ:失敗しないAFP認定研修の選び方

- AFP認定研修は「質問できるコース」を選ぼう
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