公務員世帯専門のファイナンシャルプランナー、岩崎です。
今回も、公務員のボーナスがテーマです。
公務員は年に2回ボーナスをもらえます。
しかし、一部の自治体では年に3回もらえるって知ってましたか?
- どの自治体でもらえる?
- 回数が多いのは得なの?
- なぜ支給回数が違うの?
の3つについてお話しします。
東京都23区の公務員のボーナスは年3回
東京都には、23の特別区がありますよね。
この23区の公務員は、
- 6月
- 12月
- 3月
と3回のボーナスがもらえるんです。
一方、同じ東京でも東京都庁の公務員は
- 6月
- 12月
の2回もらいます。こっちがスタンダードですよね。
- 都道府県:広島県のみ
- 政令指定都市:広島市のみ
- 市町村単位:調べ切れてませんが、広島県福山市も3回でした
広島ばかりというのは興味深いですね。他にもあればメルマガなどの返信で教えてください。
年3回のボーナスってお得なの?
これ23区の公務員はラッキーやないか!
そう思えるよね、でも実際はそうじゃないんだよ。
公務員のボーナスは「給料の何ヶ月分(支給月数)」と決められてます。
国家公務員の支給月数に、地方公務員も合わせます(多少の増減はありますが)。
2016年度の例で実際に比べてみる
たとえば、2016年度の国家公務員の支給月数は4.3月でした。
この時、東京都は4.4月でした。
東京都のボーナスは年に2回なので、単純に半分にすると1回分は2.2月です。
(実際には12月の方が多いので正確じゃありませんが、単純化のためこうします。)
では、3回支給される23区のボーナスは
2.2月×3回=6.6月になるのか?
答えはNOです。
実際は、23区も4.4月でした。そう、東京都と同じなんです。
つまり、4.4月の分け方が違うだけ(2回 or 3回)ということですね。
なーんだ、別にたくさんもらえるわけじゃないのね。
うん。良くも悪くも公務員は横並びだからね。支給月数がすごく大きく変わることは無いんだよ。
3月のボーナス金額はいくら?
3月にどれくらい割り振られてるんだろう?と気になったので、
2018年度の23区の給与条例を全部チェックしました。
23区全部同じで、0.25月分が割り振られてました。
仮に24万円の給料なら、額面6万円、手取り5万円くらいですね。
回数が多くても額が変わらないなら、1回の金額が多い方がぼくは嬉しいかな。運用にも回せますしね。
なぜボーナス支給回数が違うの?→もともとは年に3回だった
そもそもなんで回数が違うんだろ~~?
気になるよね。じゃあ最後にその理由を紹介して終わるね。
実はもともと、公務員のボーナスは年に3回だったんです。
ちょうど今の23区のように、3月にも支給されてたんですね。
ですが、平成14年度(2002年度)に、まず国家公務員の3月のボーナスが廃止になりました。
その後、各地方自治体も続々と廃止し、結果として今の年2回が定着したというわけです。
なので、今でも3回ボーナスをもらってる公務員の方は、全国的には相当なレアケースなんですよ。
まあ、3回もらっても金額が増えるわけでもなく、市民の方から「3回もボーナスもらってずるい!」という勘違いバッシングを受けやすくなるので、あんまり良いことはないですよね…。
まとめ:公務員のボーナスは結局横並び
おさらいです。
- 年に3回ボーナスをもらう公務員もいる(東京都23区など)
- だけど、金額が増えてるわけじゃない
- 昔の公務員は年に3回ボーナスをもらってた
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