こんにちは、公務員専門FPの岩崎です。
今回のテーマは、公務員とiDeCo(イデコ)です。
iDeCoに入ってる公務員の方なら、年末調整か確定申告をすれば、税金が戻ってきます。
しかし、何もしなければ1円も戻ってきません。
次の3パターンの手続きをしっかり確認しておきましょう。
- 年末調整(銀行引き落としの方)
- 年末調整(給料天引きの方)
- 確定申告(年末調整に間に合わなかった方)
それぞれ具体的に解説していきますね。
①年末調整(銀行引き落としの方)
10月下旬になると、こんなハガキが届きます。
このハガキの一部が「あなたは今年これだけiDeCoの掛金を払いました」という証明書です。
正式には「小規模企業共済等掛金払込証明書」と言います。
これが無いと、いくら掛金を払ったか分かりません。とても大切なので、届いたら失くさないようにしましょうね。
切り取り線で切り取って、年末調整の書類に添付して庶務担当者や事務の先生に提出してください。
年末調整の書類に書く金額ですが、
ハガキが届いた時点では、10月以降の掛金を払ってなくても、10〜12月に払う予定金額を足した合計金額を書きます。
なお、このハガキは、どの金融機関でiDeCoに加入しても「国民年金基金連合会」から届きます。
②年末調整(給料天引きの方)
掛金を給料天引きで払ってる方には、ハガキが届きません。
なので、年末調整の書類に添付するものはありません。
職場から渡される年末調整の書類の掛金額が合っているか確認しましょう。
掛金額は、
実際に払った額
12月まで払った場合の見込み額
なので注意しましょう。
iDeCo年末調整の書類の書き方
2018年から、年末調整の申告書の様式が少し変わってます。
iDeCoの掛金を記入する欄は右下にあります。
年に1回なので忘れてるかもしれませんが、生命保険料や地震保険料を書く申告書です。
iDeCoも書く欄が違うだけで、使う申請書は同じなんですよね。
年末調整がきちんと間に合えば、所得税が職場から還付されます。
③確定申告(年末調整に間に合わなかった方)
ハガキが届いてないヨォ~~
加入時期によっては間に合わないこともあるんだよね…でも大丈夫だよ。
「銀行引き落としで払ってるのに、10月中にハガキが届かない」なんてこともあります。
年の途中でiDeCoに加入して、10月以降に初めて掛金を払った場合がそのパターンです。
そうすると、ハガキが届くのも遅れてしまうんですね。
遅れてもちゃんと届きますが、年末調整に間に合わないこともあります。
その時は確定申告をしましょう。
確定申告をした場合は、所得税が税務署から還付されます。
iDeCoの確定申告が不安な方のために、超詳しく図解しました。
iDeCoの証明書はいつ届く?→10月下旬ごろ
iDeCo年末調整用のハガキが届くスケジュールです。
- 9月までに掛金支払済→10月下旬
- 10月に初回の掛金支払→11月下旬
- 11月に初回の掛金支払→12月下旬
- 12月に初回の掛金支払→翌年1月下旬
年末調整の税法上の期限は翌年1月31日です。
ですが、基本的には12月の給料日に調整する職場が多いので、待ってもらえても11月末がリミットかな?と思います。
まとめ:iDeCoは年末調整や確定申告で節税しよう
それでは、今回の記事のまとめです。
- ハガキの証明書を使って年末調整
- ハガキが遅れたら確定申告しよう
せっかくiDeCoを利用してるなら、しっかり年末調整か確定申告をしておきましょうね。損しちゃいますので。
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