この記事は、まだ公務員専門FPとして活動を始める前の頃の話です…
現在では公務員専門の独立系FPとして活動している僕ですが、もともとは地方公務員として働いていました。
公務員時代に、節約のスキルを高めようとFP3級試験を受けることにした時の話です。
ファイナンシャルプランナー(FP)とは
日々の生活の中で「お金にまつわる悩み」は尽きません。
たとえば…
- 節約してるのにまた赤字
- 年金は将来もらえるの?
- 教育資金はどうしよう?
- 生命保険って入るべき?
お金の悩みは切実~~
FPはそんな悩みに寄り添い、夢や目標が叶うように一緒に考え、サポートする「暮らしとお金の専門家」です。
お金から自由になろう
僕たちが生きるためにはお金が必要です。
でもお金のことばっかり考えても人生楽しくないですよね。
たとえば、欲しいものも買わず、好きなものも食べず「とにかく貯金!貯金!」と「貯金そのものが趣味」になってしまったら…
貯金はたしかに貯まるかもしれませんが、その一方である意味お金に縛られている、お金から自由になっていない状態だと考えることもできます。
もちろん本人が楽しくやってるなら、外野が何か言うのは野暮ですが、本当にお金から自由になっている状態とは、究極的には「お金のことを考えない状態」のことではないかと思います。
そして、ここがポイントなんですが、その自由の獲得に必要な資金は、人それぞれだということ。
お金はツールであって、その量で絶対的な幸せは測れません。
極端な話、お金がなくても幸せな人はいます。
でも、さすがに無一文で幸せを感じられるほどに強い人はそんなにいないでしょう。
まあ、お金は無いよりもあったほうが良いよね…
もしもあなたが漠然としたお金の悩みを抱えているのなら、「自分専用の資産設計をして実践する」ことでもっと人生を楽しく・幸せに過ごせるかもしれません。
浪費家だった僕
今でこそ公務員専門FPとして活動している僕ですが、公務員時代の一時期は貯金がぜんっぜんありませんでした。
もう、ホントに、底抜けに、ぜんっっっぜん、貯金してなかった。
給料日まであと1週間…通帳残高が14,000円だったら、「1日あと2,000円使えるな」という思考回路でした。
12万のアコギを買ったり、10万の一眼レフを買ってさらにレンズ沼にはまったり…
たのしそうですな~
「消費すること」自体が欲求を満たす術だったんですね。
そんな状況のなか、急にまとまったお金が必要になりました。当然お金はありません。
じゃあどうしたか。
結局、両親に100万円を貸してもらいました。
情けない話ですが…
それからの僕は、しばらくの間「借金の返済」だけを考えて過ごすことになります。
とにかく早くお金を返したかった。完全に自業自得なんですが、まさに「お金に縛られた状態」でした。
自炊して、節電して、不要物品をヤフオクやメルカリで売って、あらゆる節約術を試す日々。
そんな生活を続けて約1年、預金残高が150万円を超えました。両親に返済しても、1年前の自分からは考えられない額が銀行口座に残ってました。
ある意味、公務員の恵まれた立場を実感する期間でもありました。
ちゃんとやれば、お金って貯まるんだな、と。
30過ぎた社会人の貯金額としてはささやかですが、自分にとっては大きなことだったんです。
そんな風に過ごした1年で、自分の中でお金への意識が変化していたことに気づきました。
銀の匙という漫画をご存知ですか?
その漫画に登場するヒロインのひいおばあちゃんがこんなことを言うシーンがあるんです。
馬鹿は碌(ろく)でもないものに金を遣う。
賢い奴は自分の成長のために遣う。
金の使い方で男の価値はわかるものさ。
公務員時代の僕は、ロクでもないものに金を使ってた。残念ながら使い方を間違っていました。
そのことに実感をもって気づけた事だけは良かったなと思ってます。
節約を自分のスキルセットに
と、こんな感じで必要に迫られて始まった節約生活だったワケですが、1年というわずかな時間でも日常に潜む「無駄」にたくさん気付かされました。
あれ?これってこうしたほうが得じゃない…?
そんな気付きが、日常にはたくさん隠れてたんですね。
そこで、「節約」や「お金の知識」をちゃんと自分のスキルセットにしたいなと考えるようになり、始めてのFP試験として、「3級FP技能検定」を受けることにしました。
試験日は2016年9月11日でした。
これが、僕にとってのFP活動の原体験です。その頃はまさかFPとして独立するとは思ってませんでしたが…
お金の勉強をすることの楽しさを覚えた僕は、その後、3級→2級→AFP→CFP→1級と全てのFP資格を取得しました。
そして今では、公務員専門のFP事務所を運営しています。人生って何が起こるか分からなさ過ぎる…
これからFP試験を受ける方も、その動機は人それぞれだと思います。
FPの知識は実生活に役立つものが多いので、勉強するだけでも価値がありますし、「お金の知識を身に着けた公務員は最強」だと思ってます。
この記事を読んでくれたあなたが、もしお金の勉強をしようと動き出しているなら、ぜひその気持を大切に学んでいってください。
僕の人生が変わったように、あなたの人生にも良い変化が訪れるはずです。
なんたって、お金の勉強をすることは、自分の人生について考えることと同義ですからね。応援しています。
はい。ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!