『ぼくのお日さま』など吃音(どもり)がテーマの作品いろいろ

こんにちはnino(@kurashilog)です。

ハンバートハンバートの8thアルバム『むかしぼくはみじめだった』の1曲目として収録されている『ぼくのお日さま』。

吃音の方だけでなく多くの方に聴いてもらいたい楽曲です。

テーマとして「吃音」があるのは確かですが、曲中で歌われている「きらいなときはノーと 好きなら好きと言えたら」なんてフレーズは誰しもが感じていることではないでしょうか。

アニメ「心が叫びたがってるんだ。」にも共通する部分です。

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ハンバートハンバート『ぼくのお日さま』

こころにズッシリとくる歌詞です。

だいじなことを
言おうとすると
こ こ こ ことばが
の の の のどにつまる

(中略)

ひとことも言えないで
ぼくは今日もただ笑ってる
きらいなときはノーと
好きなら好きと言えたら

ぼくは大学で特別支援教育(聴覚障害)を専攻してたので、当時の授業や実習で、聴覚障害のある方達と関わる機会がたくさんありました。

吃音のある学生もいましたが、大学というコミュニティにおいて、周りは特に意識することはなかったように思います。

本人も明るくていい奴だったし。

そいつのスゴいところは、自分の吃音という特性を専門的に学び、強みとして磨いていこうとしたこと。

そこに至るまでには、やっぱり本人の中では『ぼくのお日さま』で歌われているような葛藤があったのかな、と思います。

ほんとうのところは、本人にしかわかりませんが。

心が叫びたがってるんだ。との共通点

『ぼくのお日さま』はアニメ『心が叫びたがってるんだ。』との共通点もいくつかあります。

『ここさけ。』には、”ある事件をきっかけに、喋るとお腹が痛くなってしまう女の子”「成瀬順」が登場します。

成瀬は分かりやすいけど、他の登場人物もそれぞれにそれぞれの理由で自分の気持ちを言えずに葛藤します。

心の殻に閉じ込めてしまった素直な気持ち、本当は叫びたいんだ

冒頭でも書きましたが「言いたいことを言えない」ことって、誰しも経験があると思います。

『ぼくのお日さま』や『ここさけ。』はそんなぼくらの気持ちを掬って目の前に見せてくれる作品です。

歌などでは吃らない方が多い

また、作中で成瀬は「歌ならお腹が痛くならない」ことに気付きます。

これは吃音のある方が「歌や謡曲、詩吟などでは吃らない」というよく見られる現象と共通しています。

そして『ぼくのお日さま』にもこんな歌詞があります。

歌ならいつだって
こんなに簡単に言えるけど
世の中歌のような
夢のようなとこじゃない

実際に、スキャットマン・ジョンのように吃音者のミュージシャンもいますね。

漫画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』

『惡の華』や『漂流ネットカフェ』の押見修造さんが自身の体験をもとにした漫画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』も、吃音がテーマ。1巻完結です。

作者の押見修造さんは、朝日新聞のインタビューにこのように答えてます。

吃音やその他の苦しさについて、乗り越えたり克服したりするのではなくて、現状を認めるというか…。僕は、問題は何も解決していなくても、いつか「それでも大丈夫」と思える時がくると思っていて、その瞬間がくるということを信じることができれば、苦しくてもなんとか生きていける気がするんです。

困難は必ずしも克服しなければならないものじゃないです。

「壁にぶつかったら乗り越えなきゃいけない」とか、誰が決めたの?って思う。

無邪気な根性論は、自分や周りの人に悪影響を与えてしまうこともあります。

まとめ

今回紹介した作品の中には、公式には「吃音がテーマ」とされていないものもあります。

ですが、吃音を知っている方も知らない方も、誰にでも響く強い作品ばかりです。
吃音を知る・考えるきっかけになればと思います。

さいごに、『ぼくのお日さま』の終わりの歌詞を引用しておわります。

こみあげる気持ちで
ぼくの胸はもうつぶれそう
泣きたきゃ泣けばいいさ
そう歌がぼくに言う

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